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さまよい犬を保護

私の両親とランチでもしようと子供二人を連れて実家に向かいました。
実家近くの路地に差し掛かったところ目の前に大きな犬が歩いていました。

結構大きな犬で、飼い主も見当たらず(゚д゚)!ビッックリ
そして車で近づいても道の真ん中をゆっくり歩き私の車の存在に全く気づかない。

よく見れば片足を引きずっているし、すごく痩せて毛並みは荒れ果てています。

路上に車を止めて外に出ると少し離れた所でこちらを見つめてきます。
この時点で見なかったことには出来なくってしまった(><)

おとなしそうな犬ではあるけど、サイズも大きく捕まえるのは躊躇。
水とおまんじゅう(なごやん)←これしか持っていなかった を与えたら喜んで食べてくれたけど様子が変。
目も見えていないのか、少し大きめの側溝に落ちてしまいそこから助け上げるのも一苦労。
近所の人達の協力でなんとか首輪に紐を繋げることに成功しました。
※首輪は初めからしていました。

ご近所の方々は優しいですね、実家周辺なのでみなさん顔見知り。
動けなくなり座り込んでしまった犬をみなさん放っておけずかわるがわる様子を見に来ます。

「お子さんいくつになったの?」「今どこに住んでるの?」「最近体の調子が・・・」など、井戸端会議をしながら警察の到着を待ちます。(私の地区では警察が対応すると初めて知りました)

そうこうしているうちに犬も私に慣れてきて、確かめるように鼻先を手に押し付けてきます。
撫ぜてみたら暖かく、犬特有の懐かしい匂い。(昔マルチーズを飼っていたの)
ずっと心細い思いをして彷徨っていたんだろうな・・・。
いっきに老犬への愛情が(´;ω;`)ブワッと

恐らくかなりの期間うろうろしていたので、極度の栄養失調ともしかしたら交通事故にもあっているかもしれない。状態は決して良くはないけど首輪もしているし大切な家族として飼い主が探しているはず。

このまま警察に渡し、飼い主が見つからなければどうなるか分かっています。
でも我が家では飼うことは出来ません。
いろいろ葛藤があったけど、歩けなくなるほどの状態で出会ったのも何かの縁なのでしょう。
正直最後の別れの気分で警察に引き渡しました。

その後も気分的に落ち込みながら、自分の対応を思い返しクヨクヨしてました。

でも!なんと!警察から1本の電話が

「先ほど保護していただいた犬の飼い主が見つかりました」

キャ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
家族、近所みんなで喜びました。
よかった~よかった~
今頃飼い主の手で癒されているんだろうな。



以前、テレビで有名な獣医さんがおしゃっていました。
「ペットを捨てるのなら飼う主の手で殺せ」と。なかなか乱暴な言葉に聞こえますが、そのくらいの心構えが必要という事ですよね。
残念ですが今回の老犬ももしかしたら長くは生きられないかもしれません。
でも飼い主が愛情を持って選択することならきっと受け入れるのではないかと思うのです。これも人間の勝手な言い分でしょうかね。

とにかく、離れ離れの家族を出会わせることのお手伝いができ嬉しかったです。
あのワンちゃんが元気に元の生活に戻れることを心から願っています。
今回の出来事で、いろいろ深く考えさせられました。
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